Day8 新井口-広島-海田市-中野東 22km
**
地図**
出かける前に今年最後のタケノコ掘りなどをしていたために出発が遅くなり、前回終了した新井口駅前に着いたのは午後1時半だった。歩き始めて10分ほどで数メートルだけ山陽道は国道2号線に合流する。本日の国道歩きはこの一瞬だけ。
草津地区に入ると写真のようなテンプレートが点々と見つかり、広島に来たのだなぁと感じる。
今日もその姿を残しているとはいうものの、建物自体はきれいでかなり手が入っている様子だ。
さらに進むと江戸時代からの酒屋小泉本店がある。古そうに見える建物だが、被爆建物のテンプレートがなく、戦後の再建だと思われる。
西広島駅前を過ぎると太田川放水路を渡る。いよいよ広島の中心部だ。
広島といえば路面電車である。今回は歩き旅なので乗らないが、見ていたら久しぶりに乗ってみたくなった。
旧山陽道は平和記念公園を横切るように通っている。昔来た時の記憶に比べやけに人が多い気がする
原爆の子の像
原爆ドーム
平和記念公園を抜けると山陽道はアーケードの商店街となる。意外にでかく、にぎやかな商店街。人通りの減った神戸の商店街とはえらい違いだ。
矢賀の手前で思っていた道と違う方向に山陽道との看板があった。どちらに進むべきかネットで色々調べると、江戸初期までは看板の方向に登る峠となっていた。その後、広島藩主福島正則が海岸に突き出ていた岩鼻を越える道から海岸沿いに進む道へと付け替えた。峠越えの道も平成になって土地開発が進み昔の面影はないということなので、楽な平地の方を進むことにする。
海田市宿に入ったのはもう夕暮れ時。この辺りにはいくつも古い建物が残っている。中でも写真の千葉家住宅は、1789年の建物図が残っているということである。
中の出迎えの松。江戸時代、参勤交代の責を終えた安芸の藩主をこの辺りまで来て出迎えたことから、出迎えの松と呼ばれている。
そろそろ懐中電灯が必要かなあという時間にちょうど駅となったので、本日はここ中野東駅で終了。約6時間で22キロだった。
本日の距離 22km
山陽道の合計距離 222km