徒歩旅

Day1 鹿児島-伊集院 19km

 本日から薩摩街道を歩く。北上の方が太陽に向かうことが少なく歩きやすいので鹿児島からの北上コースを選択。薩摩街道歩きなら、大名行列のスタート地点である鶴丸城か、江戸期の道の起点となる辻の札があったあたりを起点とすることが多く、当初計画では私も鶴丸城をスタートにするつもりだった。しかし、体調が思わしくない上に3年間徒歩旅をしていないことによる足の不安から、少しでも距離を短くしようと急遽到着駅である鹿児島中央駅に近い西田橋をスタートとすることにする。
 新幹線で着いて駅を出たのは12時53分。実際の歩き旅はここから始まる。
25/03/09 12:53:56
 約10分で西田橋に着く。左上に見える山が城山。鶴丸城があった山だ。この道を1キロ強進むと辻の札や鶴丸城の城門近くになるが、往復歩くにもつまらなそうな都会なので、Uターンして街道歩きをスタートさせる。
25/03/09 13:03:24
 西田門と呼ばれる城門があった場所を通過し、参勤交代の折には旅の安全祈願をしたとされる日枝神社の横を通過する。そこからはきつい上り坂が始まる。今の道はかなり山を削っており、昔の道とはかなり違うようだ。
25/03/09 13:36:18
 坂を上りきると開けた住宅街になっており、この辺りも昔とはかなり変わっていそう。1時間ほど歩いたところで初めて薩摩街道であることを示す道標があった。
25/03/09 13:56:40
 薩摩街道の解説案内板が初めてあった。大きな工場の前で、建てたのはこの会社。鹿児島市は薩摩街道を観光資源にする考えがまったくないようだ。この近くで最初の休憩をとる。
25/03/09 14:18:26
 この辺りが桜島が良く見える最後の場所だと思われる。
25/03/09 14:32:22
 日置市に入ってすぐに農業交流施設のチェスト館がある。道の駅のような感じで大変賑わっており、立ち寄ろうと思ったが、足が痛くなってきており、寄り道がきつく感じてそのまま進む。しかしそこからの上り坂で、足が止まってしまい、結局歩道に座り込んで大休止。チェスト館のベンチで休めばよかった。
 出発して3時間、ここからの数キロだけが往時の面影を残す道となる。
25/03/09 16:00:54
 木々に囲まれた街道を歩くのは、やはり車道よりも気楽で気持ち良い。
25/03/09 16:04:24
 気分良く歩いていたのに20分ほど進んだところで通行止めの看板。ここから引き返せというのか…。元々車は通れなさそうな道だったが、ここまでは車OKということ? 歩くのがダメならもっと先に案内を出さないとあまりにも酷い…。
25/03/09 16:21:18
 看板を越えて数十メートル歩いたところに逆方向の通行止めの看板・・・、何の問題もなく進めた。ここまで入れる車ならこの区間も他と変わらず進めたと思われる道。何のための通行止めか意味不明だ。
 さらに進むと林の中は終わった。
25/03/09 16:24:20
 再び車の多い道に合流。後はだんだん街になってゆくだけ。
 17時半に伊集院の宿に到着。初日は何とか無事に歩けた。でも今日は半日なので、距離も通常の半分。なのに足はボロボロ、また鍛えねば。