徒歩旅

Day3 (自宅-)原宿-藤沢宿-平塚宿 20.2km

　徒歩旅３日目は自宅から歩き出す。目的地が妻の実家である平塚なので距離が短い。スタート地点への移動時間もないので、これまで２日よりもかなり遅い時間の出発だ。
　原宿までの道はいつも自転車では通っているが、歩いたのは初めて。急坂のダウンそしてアップなので自転車で通るより歩いた方が全然楽。原宿は渋滞で有名だった交差点で、立体交差になってからはずいぶんましになったというが、本日も上下線ともびっしり詰まっている。国道１号に別れを告げ、下り坂が急になった辺りが一里塚のあった場所だが、現在の道は深く地面を掘り下げているため何も残っていない。この遊行寺坂も良く渋滞をしている。バスで藤沢に出る時にイライラする地点なのだ。

　坂の終わる手前を右に入ると遊行寺。時宗の総本山で、藤沢はこの寺の門山町として生まれたといわれるくらい由緒正しき寺院である。七百年の歴史を持つが、繰り返す火災や戦災のため、最古といわれる中雀門でさえ約百五十年前のもの。そんな中、目を引くのが巨大なイチョウの木、樹齢は約七百年とされている。

　藤沢の中心部を抜けると再び国道１号に合流。藤沢市から茅ヶ崎市に入ると松の街路樹がいきなり多くなり、東海道のイメージの場所に入ってくる。内陸部なのに松林なんていう地名もあるのはさすがだ。とはいえ、都市部の１号線は交通量が多すぎる。

　馬入川を越えると本日の目的地である平塚市である。見所は駅前を通り過ぎた西側にあるので次回で良かったが、妻との待ち合わせに時間があまり、江戸見附跡などを見学。

　勢いで大磯宿まで歩こうかと思ったが、何度も来ている平塚なのに駅前に何があるかもよく知らないなと思い、気が変わって街を散策し、本日の歩きは終了。