徒歩旅

Day13 細久手宿-御嵩宿 12km

 当初は日曜日まで歩く予定だったが、本日夕方、名古屋に住む友人に会うことにしたので、今回の徒歩旅は今日まで。少しでも進んでおきたかったので早起きをしたが、出発前に朝食をとったので、歩き始めは6時前となった。しばらくは舗装道を進むが、やがてまた未舗装の山道となる。この辺りには立派に残っている一里塚が多く、鴨之巣の一里塚もその一つ。
15/07/11 06:25:30
 道はずっと未舗装路で、今日もキノコがいっぱい生えている。中山道の山あいを歩くと写真のように薪を積んだ家を時々見かける。冬には薪ストーブを使っているのだろうか。4月に古民家に移住したのだが、今は暖房設備がなく、寒くなるまでにどうするのかを考えねばならないところ。今どき薪ストーブなんて使っている家はほとんどないだろうと思っていたのにあまりに目にするので、薪ストーブの導入も真剣に考えてしまう。
15/07/11 07:57:58
 山道が終わって今度こそずーっと平野部が続くはず。御嵩宿の手前に和泉式部の廟があった。東山道をたどる旅の途中で病に倒れ、近くの鬼岩温泉で湯治していたが、この地で没したと伝えられている。こんなところで亡くなったんだーと感心したが、帰宅後調べてみるといろんな場所に墓所があるという謎の人物だったようだ。
15/07/11 08:34:16
 9時前に御嵩宿到着。街ではあるが伝統家屋も点在し、良い感じ。商家竹屋という明治10年頃建築の建物は、御嵩町指定有形文化財で無料公開されている。前を通りかかったのがちょうど9時、扉を開ける作業をしているところだった。中を一通り見終わった頃に管理しているおじさんが一から解説してくれ、見ただけでは解らない様々なことを知ることができ、ありがたかった。他に客が来るでもなく、話好きのおじさんは、建物の解説が終わると町内の見どころの解説までしてくれた。おかげでここに1時間近く滞在。
15/07/11 09:04:06
 教えてもらったみたけ館なども見たので御嵩宿滞在が予定より大幅に延びてしまった。昨日までは標高が高かったうえに雨と曇りの連続で涼しかったが、今日はカンカン照り。10時を過ぎると気温が猛烈に上がってきて、東海道で熱射病で倒れた時を思い出すような天気となってきた。おまけに御嵩駅は中山道沿いにある。かなり迷ったが、友人と会う日に無理をすることはないと判断し、本日はここで終了。夕方まで温泉で疲れをとることに決めた。
本日の距離 12km
中山道の合計距離 394 + 12 = 406km